設備概要
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袖師基地でLNGを都市ガスに
LNG船から荷揚げされたLNGは、受入配管を通ってLNGタンクへ。さらにLNG気化器で必要な量をガス化します。
熱量調整設備で熱量を調整した後、付臭剤を加えて、都市ガス(13A)としてご家庭やオフィス、工場へお届けします。

| モス型 | |
|---|---|
| 船 籍 | 日本 |
| LNGタンク容量 | 約145,000m³(68,000t) |
| 総トン数 | 約119,000トン |
| 全 長 | 約289.5m |

| メンブレン型 | |
|---|---|
| 船 籍 | マレーシア |
| LNGタンク容量 | 約137,000m³(63,000t) |
| 総トン数 | 約94,000トン |
| 全 長 | 約276.0m |
マレーシア、オーストラリア等のガス田で液化された天然ガス(LNG)はLNG船に積み込まれ、1週間から数週間の航海を経て袖師基地に到着します。

LNG船からLNGを受け入れる荷役設備。LNGは、船内タンクからこのアームを通ってLNGタンクに送られます。
| 液アーム | 16インチ3本 |
|---|---|
| ガスアーム | 16インチ1本 |

受け入れたLNGを貯蔵するタンク。3基のタンクで約34万キロリットルのLNGが貯蔵できます。LNGはマイナス162℃の超低温です。
| 容量 | |
|---|---|
| 1号LNGタンク | 82,900kl |
| 2号LNGタンク | 94,300kl |
| 3号LNGタンク | 160,000kl |
※型式は全て地下式

LNGタンク内で気化したガス(BOG:ボイル オフ ガス)を加圧して、都市ガス原料の一部にします。
| 能 力 | 5.5t/h×4基 |
|---|---|
| 型 式 | 往復動式 |

LNGを気化して天然ガスにする装置。アルミ合金製のフィン付チューブの中を流れる超低温のLNGに、外側から海水をかけてガス化します。
| 製造能力 | 26.4t/h×5基 120t/h×3基 |
|---|---|
| 型 式 | オープンラック式 |

LNG気化器で気化された天然ガスにLPGを加え、所定の熱量(45MJ/m³)に調整します。

天然ガスは無臭です。万一のガス漏れの際にも臭いを検知できるよう、付臭剤を注入します。
| 付臭タンク | 4.3m³×1基 |
|---|

近隣の都市ガス事業者等へ、ローリー車でLNGを出荷します。
| LNG専用 | 4アイランド |
|---|---|
| LNG/LPG兼用 | 3アイランド |

タンクに受け入れたLNGをLNG船に積み込みます。
| LNG移送ポンプ | 1,000m³/h×6基 |
|---|